補助金×前向き新規事業を成功させるナビゲーターの
広岡徹也です。

事業採択補助金ですが、先日 第2回の公募結果が出ました。

<第2回公募結果>
          通常枠     特別枠   
 応募総数     14,800件    5,884件 
 
 採択数       5,367件        3,919件       

 採択率                   36.3%              66.6%

第1回と比べて 採択率については、通常枠が5.2ポイント(第1回 30.1%)
特別枠が11.3ポイント(第1回 55.3%) それぞれ上昇しています。
1次でやや審査を厳しめにしてしまったので、2次は多少緩めたという感じで
しょうか?

金額の規模がそれなりに大きい通常枠については、2次でも30%台で事業計画
の審査をシビアに行っている印象です。
特に通常枠において、私もこれまで複数 計画書を策定しているなかで、採択の
合否になりそうなポイント、気づいた点は以下です。

1.再構築する事業はダイナミックに描く
  通常枠ですと、投資総額3,000万円を超えてきて、金額規模もそれなりに
  大きいです。
  にも関わらず、事業のスケールが小さい(単価の低いものだけをチマチマ
  売るようなもの)ものは 審査・評価が低くなるようです。
  手堅く小さく儲かるものも要素に入れつつも、事業自体はダイナミックに 夢が
  あったり、社会貢献度が高いものがより好まれると思います。

2.補助期間終了後にしっかりと黒字になっている
  今回の事業再構築補助金では、設備投資をきっちりと行い、新たな事業の柱を造る
  ことにチャレンジせよとなっています。
  そうすると、どうしても 機械設備や建物建設などの固定資産が大きく増える、
 (=減価償却費が増える)、雇用も人を増やす中で人件費が増える、とにかく固定費が
  高止まりしてしまいます。
  国は応募要件に「付加価値額」(営業利益+人件費+減価償却費)を指標として掲げて
  いるので、それさえクリアすれば良いと思いがちですが、違うと思った方が良いです。
  付加価値額のクリアは当たり前、補助事業終了後(5年後)に会計上もわかりやすく
  黒字(営業損益、経常損益段階)になるように計画を組みましょう。
  A4 15枚以内という制限はありますが、根拠も示しつつ、収益計画は丁寧に、黒字に
  なることを意識して書いていきましょう。

今は第3回の応募受付中ですが、年内は第5回まで応募があります。
ご興味のある方はお気軽にご相談ください。
最後までお読みいただいてありがとうございました。