左斜め上からジュエリー業界を元気にする中小企業診断士 広岡徹也です。
今日は 早稲田大学の教授で仮説思考、論点思考の著者である内田和成先生
の講演を聴いてきた内容を書きます。
私は内田先生の著書(仮説思考、論点思考)はコンサル会社勤務時代に読んで
いましたが、生の講演は初めてでしたが素晴らしかったです。内田先生のパワー
と話の面白さに引き込まれてあっという間の90分でした。
の講演を聴いてきた内容を書きます。
私は内田先生の著書(仮説思考、論点思考)はコンサル会社勤務時代に読んで
いましたが、生の講演は初めてでしたが素晴らしかったです。内田先生のパワー
と話の面白さに引き込まれてあっという間の90分でした。
纏めてみますと、以下の通りです。
<講演内容>
・携帯電話業界では
2008年頃 ノキアが35%の世界シェア
→盤石と思われていましたが、アップルのiphoneがその後出てきて
ガラケーがスマホにスイッチして勢力図が激変しました。
・自動車業界でも今後同様の変化が起きる可能性が高いです。
自動車では、環境対応をテーマにした技術革新が起きていることに
加え、ホットなテーマとしてEVもあります。
EVが台頭して、今のガソリン車やディーゼル車に取って代わったら
トヨタとて決して安泰・盤石とは言えない状況です。
・加えて、車の場合、持つモノ→利用するモノへというユーザーの心理的な変化も
あります。
そうなると、自動車メーカーは売り先が個人ではなく、シェアリングサービスの
提供先(=法人)となり、今の個人客向け販売拠点(系列のディーラー網)
自体が不要となり、足かせとなる可能性があります。
自体が不要となり、足かせとなる可能性があります。
・なので、どの業界も激動の今の時代を生き残るためには、変革・イノベーション
を自らが巻き起こしていく必要があります。
そのためのドライバーとなるものは以下3つ
1)技術革新
2)構造変化
3)心理的変化
・3つのドライバーのうち、どのドライバーに切り込めば大きな変革を起こせるか
を考えること大事です。
を考えること大事です。
マルセル・プルーストの名言
「発見の旅とは、新しい景色を探すことではない。新しい目で見る
ことなのだ」
ことなのだ」
➡ビジネスで考えると、他の会社を見て闇雲に新しい事業や商品を展開しても難しい。
今のビジネスを違う目線で見て、見つめ直して自分独自の勝ちパターンを作る
という感じでしょうか?
その例として挙げていたのがあのアマゾンです。
上記2)の構造変化を自社で巻き起こして、元々は本屋だがレンタルサーバーの
分野で世界一になっています。
分野で世界一になっています。
<アマゾンの着眼点>
日中 …本などの注文少ない→アマゾンのサーバーの稼働率低い
夜 … 〃 注文多い → 〃 稼働率高い
➡アマゾンは日中のサーバー稼働率の低さに注目し、違う目線で変革を起こして
ビジネスを展開できないか考えたのです
元々ある設備の遊休時間を活用してのビジネスなので、大掛かりな設備投資の
必要もなく、レンタルサーバー専業の業者と比べて圧倒的な低価格で展開ができ、
一気にトップシェアにのし上がりました。
必要もなく、レンタルサーバー専業の業者と比べて圧倒的な低価格で展開ができ、
一気にトップシェアにのし上がりました。
宝飾業界で考えますと、買取やオーダーリフォームなどのセカンダリーサービスの
展開強化は2)の構造変化と3)の心理的変化を起点とした変革と考えることが
できます。
展開強化は2)の構造変化と3)の心理的変化を起点とした変革と考えることが
できます。
ここでいう構造変化とは、
<構造変化>
1)高齢化が進展していくが高齢者の平均寿命が緩やかに伸びていく
2)高齢者の人口ボリュームはむしろ相対的に増えていく
<心理的変化>
1)「新しいものが欲しい」から、勿体ないので「今持っているモノを有効活用
したい」
2)自分が身に付けなくなってきたからデザインを変えて娘や孫に想いとともに
譲り渡したい
<構造変化>
1)高齢化が進展していくが高齢者の平均寿命が緩やかに伸びていく
2)高齢者の人口ボリュームはむしろ相対的に増えていく
<心理的変化>
1)「新しいものが欲しい」から、勿体ないので「今持っているモノを有効活用
したい」
2)自分が身に付けなくなってきたからデザインを変えて娘や孫に想いとともに
譲り渡したい
今日はこのへんで。最後までお読みいただいてありがとうございました。