左斜め上からジュエリー業界を元気にする中小企業診断士 広岡徹也です。
先日、ローランドベルガー日本法人の会長・遠藤功先生のセミナーを
受講しました。
小売店経営の皆様にもお役に立つ内容と思い、私なりの解釈を入れつつ
そのまとめを書きます。
そのまとめを書きます。
<企業を取り巻く外部環境>
VUCAの時代 乱気流のなかで経営している
Volatility 不安定
Uncertainty 不確実
Complexity 複雑
Ambiguity 曖昧模糊
<生き残る唯一の方法>
・理想の未来像は自分の手で考えて、具現化していくこと
答えは自分で創る
(周りの変化や環境に合わせていこう…× 予測不能で合わせられない)
ではどうやって?
1.Forecasting 現状で実現可能と考えられることを積み上げて、
未来の目標に近づけようとする改善の考え方
未来の目標に近づけようとする改善の考え方
2.Backcasting 未来から考え、逆算して実行する変革の考え方
➡この1と2を組み合わせ、両輪で会社を動かしていこうというものです
<事例>
・1.の現状積み上げを極めたトヨタでさえも、2.のBackcastingを組み合わせた
経営にシフトしている。
トヨタの例
理想の未来:移動サービス(MaaS:Mobility as a Service)を提供する会社になる
1)ソフトバンクとの提携
➡移動サービスを提供するインフラ・プラットフォームを構築していくのに最適な
パートナーと判断
パートナーと判断
2)すべての販売店でシェアリングサービスを提供する
➡移動サービスの核となるサービスを展開していく
3)国内販社の構造改革(4チャネル➡1チャネル化)
➡モノとしての自動車販売は未来においては減るとの判断。販社カテゴリー毎の
専用車種の垣根を撤廃し今後は新車投入すれば、全販売店で取り扱いが可能となる。
開発コストの回収もこれまでよりは容易になる。
専用車種の垣根を撤廃し今後は新車投入すれば、全販売店で取り扱いが可能となる。
開発コストの回収もこれまでよりは容易になる。
<経営を構成する3要素>
①ビジョン(なぜ自社は存在するのか:Why)
②競争戦略(差別化を図るために何を具体的な価値を生むか:What)
③現場オペレーション(どのように価値を生み出すのか:How)
※①~③をチェックし、変えるべきところを変える
<自社を変えて生き残るための流れ>
1.Forecasting(現状積み上げ型)での地道な足元の業務改善を行う
例:製品サービスの見直し、無駄な業務削減、組織スリム化 など
➡捨てる やめる 入れ替える… 「代謝」
2.Backcasting 未来から考え逆算して変革を実現する
(代謝が不十分では変革を行う体力がそもそもありませんので、しっかり
代謝しましょう)
代謝しましょう)
例:地域貢献を旗印に異業種でのローカルプラットフォーム構築
地域の異業種業者との提携、合同イベント開催、顧客名簿の相互活用…
➡作る 創る 造る… 「創造」
「代謝」と「創造」の両輪で自社を動かす
<成功の方程式>
熱 + 理 + 情 = 利
情熱 合理性 心 利益
そのためには現場を取り仕切るプロデューサー(=社長)が必要で、以前お伝えの通り、
社長のビジネス戦闘力を高めることが必要不可欠です。
社長のビジネス戦闘力を高めることが必要不可欠です。
現場の最大の敵は「無関心」です。現場のスタッフが気持ちよく動けるよう、脚本・演技
指導をお願いいたします。
指導をお願いいたします。
今日はこの辺で。最後までお読みいただいてありがとうございました。