左斜め上からジュエリー業界を元気にする中小企業診断士 広岡徹也です。
今日は以前読んだコーチングの書籍のなかで、「質問」のところが日常の上司部下
のコミュニケーションでも役立ちそうだったので、ご紹介します。
私もまだまだですが普段のコミュニケーションでも実践し、効果的と感じています。

1.社長、店長がメンバーと目標や予算の進捗について、
  コミュニケーションを取るときの質問例


・ポイントは 質問はシンプルに行うこと、質問一度につき、一つにすることです

(例)
「どうしたいの?」
「現状はどうなっている?」
「そもそもこの目的は?」
「考えられる問題は?」
「このまま進むとどうなる?」
「目指すゴールは?」 
以上のようにシンプル&パワプルなものが良いと思います。
あと、質問したら静かにして、沈黙のスキルも磨きましょう。

2.咄嗟に使える質問のシンプルフレーズ
これら3つはかなり便利です。皆さんも知らず知らず使っていると思います。
1)具体的に言うと?
2)例えば?
3)他には?


3.ポジティブな思考を促すための言葉のちょっとした変換
・どうしてうまくいかないのか? → どうすればうまくいくと思う?
・何でできないの?       → できるようになるには 
                  どんなトレーニングが必要?
・達成していないぞ       → 目標達成するには どんな活動を
                  すればいいと思う?
ポイントはなぜを何に変換することです。相手からすると、聞き入れやすくなり、
今後の対応策をどうしようか、前向きに考えやすいものになります。

コーチングを型にはめて 社内でやろうとすると、上司部下の両方ともにけっこうな
負担になりますよね。 打合せの準備や時間もかかりますし、上司部下の関係性が
悪かったり、当事者同士でコーチングは やってもどうせ役に立たないと思い込んで
いると、せっかく取り組んでも大した成果にもなりません。
私も新卒で入った会社で、ある時コーチングを導入しようとなって、本社から推進スタッフ
数名が わざわざ東京から郡山まで出張に来て、上司との営業ミーティングにオブザーバー
参加していました。
何も状況を知らない人に横で聞かれて、その後フィードバックをあれこれ受けていまし
たが、当時は???これは 何か意味あるのか???と不思議に思いました。
どうしても身構えてしまいますよね。
なので、あまり肩肘張らずに日常の上司部下間のコミュニケーションのなかで、使える
ポイントを柔軟に取り入れて実践することをおすすめします。

最後までお読みいただいてありがとうございました。