補助金×前向き新規事業を成功させるナビゲーターの広岡徹也です。
今回は今年の10月から開始するインボイス制度について書きます。
そもそも、インボイスとは適格請求書のことで、「適格」とは法律で
定めた要件を満たしていることを指します。
1.インボイス制度の目的
1)複数税率に対応する
消費税は2019年10月の引き上げの際、軽減税率の8%が導入されたため、
10%と8%の2種類が混在することになりました。このため、税率ごとに
分けて計算しないと正確な納税額を算出できなくなっています。
2)益税をなくす
2.インボイス制度のポイント
◆税額控除を行えるようにすること
自社の仕入先が、あらかじめ税務署に適格請求書発行事業者としての登録を
(2023年3月末まで)行い、適格請求書の書式で適格請求書を発行してくれ
ないと自社の会計処理で消費税の「税額控除」ができなくなります。
=消費税の納税額が増えます
ないと自社の会計処理で消費税の「税額控除」ができなくなります。
=消費税の納税額が増えます
3.小売店(買い手として)の取るべき対応
1)アクティブの仕入先をリストアップし、1社ずつ 適格請求書発行事業者
の登録をしているか(今後するか)確認をする
の登録をしているか(今後するか)確認をする
アンケートを作成して聞き取りをするのが一般的です
※特に、年商1,000万円未満の免税事業者とのお取引きがある場合、注意が
必要です。
必要です。
これまで免税事業者であり、今回登録事業者になると課税事業者になる
ため、それを避けて そのまま免税事業者として継続するケースがあります。
ため、それを避けて そのまま免税事業者として継続するケースがあります。
(その場合、上記のような形でその事業者からの仕入分の税額控除はできません。)
2)適格請求書発行事業者の登録をしない業者がいる場合、取引を継続するか
否かを決定する
否かを決定する
代替業者を探して、税額控除ができるような環境にするか、そのままに
して税額控除無しで消費税を払うことにするか、決めるということです
して税額控除無しで消費税を払うことにするか、決めるということです
インボイスについては、お伝えすることがまだあるのでまた続編でお伝えします。
今日はこのへんで。ありがとうございました。