会社を元気にするための事業活性化・経営・補助金活用の知恵袋

ジュエリー業界や小売業にとどまらず、中小企業の皆さんのお役立ち情報を随時配信中。補助金活用、経営体質の改善、事業活性化に繋がる新規事業展開などが主なテーマです。

補助金活用、戦略的な新規事業展開や経営体質の改善をテーマとするほか、最近読んだ書籍のなかで中小企業の皆様に役立つことを情報発信しています。
中小企業診断士 広岡 徹也(認定経営革新等支援機関:個人)
↓認定支援機関のページ  
https://ninteishien.force.com/NSK_CertifiedRecordView?id=a0D1000001SG77JEAT

補助金×前向き新規事業を成功させるナビゲーターの広岡徹也です。

今年出てきた助成金のなかで、「業務改善助成金」があります。
業務改善助成金は、中小企業・小規模事業者の生産性向上を支援し、
事業場内で最も低い賃金(事業場内最低賃金)の引上げを図るための制度です。
生産性向上のための設備投資(機械設備、POSシステム等の導入)などを行い、
事業場内最低賃金を一定額以上引き上げた場合、その設備投資などにかかった
費用の一部を助成します。


業務改善支援金

助成率も3/4~9/10と高く、事業再構築補助金のように骨太の新規事業のプランを
立てる必要はありませんが、業務改善助成金の場合、賃上げの要件をクリアしない
といけません。
自社の事業場内最低賃金を調べたうえで、いくら賃上げするのかを決めます。
設備投資による費用対効果と賃上げの人件費アップの影響を考慮して、最終的に
助成コース区分、助成率、助成額を明確にして申請をしていく感じになります。

今日はこのへんで。最後までお読みいただいてありがとうございました。

補助金×前向き新規事業を成功させるナビゲーターの広岡徹也です。
皆さんは銀行借入の際に経営者保証(=社長の連帯保証)を取り払う動き
が出てきている のをご存知ですか?
昨年末に金融庁から「経営者保証改革プログラム」というのが公表され、
これにより、 今年の春くらいから、経営者の個人保証(連帯保証)が外し
やすくなりました。
「経営者保証改革プログラム」
https://www.fsa.go.jp/news/r4/ginkou/20221223-3/20221223-3.html
取引している金融機関に話を持ち掛けて、「交渉」となりますが、経営者
保証が外れれば、いろいろと 良いことがあります。
まず、事業承継やM&Aがスムーズになり、社内外を問わず経営権を引き継いで
くれる人を探しやすくなる。
また、社長個人のライフプラン(相続対策など)も練りやすくなる。
社長が個人保証したまま社長が亡く なった場合、遺族(法定相続人全員)に
その連帯保証債務が相続されてしまいます。

個人保証が外れれば、そういう煩わしい問題から解放されます。

経営者保証ガイドラインの3要件

1)資産の保有やお金のやり取りについて、法人と経営者個人に
     明確に
区分されていること

2)法人として財務基盤が強化されており、法人のみの資産・集積性
  をもと
に返済が可能であること

3)金融機関への財務情報開示を適切に行っていること



この3つがクリアできていたら、実現可能性が高いので金融機関に話を持ち掛けて
みましょう。
特に、事業承継が絡む場合には、より柔軟に個人保証解除に応じてくれる傾向が
あるようです。
今日はこのへんで。最後までお読みいただいてありがとうございました。

補助金×前向き新規事業を成功させるナビゲーターの広岡徹也です。
今回は以前にも書いた採択率を上げるには?についてです。

10次公募ももうすぐ締切りとなりますが、これまで私も事業計画書の
策定をサポートしてきたなかで、大事なポイントの一つに
「事業の実施体制」があります。

新規事業の内容、設備投資の予算内訳、収益計画などももちろん大事
ですが、新規事業を推進するうえでの実施体制も同じくらい大事です。
これまでの経験からも、経営者の皆さんは現状ベースで考えますが、
既存業務との掛け持ちで少人数でやりましょうでは、いざ実行となると
既存業務が優先されてしまい、なかなか前に進みにくいです。

特に、家族経営の小規模企業では、なかなか充実した体制を組みにくく
何でもかんでも代表者が担いますとなりがちです…。
そうなると、本当に実現可能性があるのかと疑問符がついて、結果
不採択となることも間々ありますので、十分ご注意ください。

そういう場合は、社外で協力してくれるパートナー(販促プロモーション
や商品供給やITを活用したデジタル化など)を巻き込んで、自社の
経営リソースを補完していくという流れにしていきましょう。

今日はこのへんで。最後までお読みいただいてありがとうございました。

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